雇用形態は大別すると3種類の形態があり、直接雇用と労働者派遣、請負や業務委託に大別されます。
直接雇用の雇用形態には、正社員やアルバイト、契約社員などがあり、労働者は事業主と雇用契約を締結して働くことになります。
なお、直接雇用には正規雇用と非正規雇用があり、正社員は雇用期間の定めがない正規雇用になりますが、非正社員のアルバイトや契約社員は雇用期間の定めがある非正規雇用になります。

労働者派遣は、事業主と派遣会社が契約を締結する雇用形態であり、派遣社員がこの雇用形態に該当します。
労働者派遣の特徴として、労働者派遣は事業主と派遣社員との間には雇用契約はなく、派遣社員は派遣会社との間で雇用契約を締結することになります。
業務上の指揮命令は事業主にありますので、派遣社員は事業主の指揮命令に従うことが必要です。
なお、派遣の形態には一般派遣と特定派遣があり、一般派遣と特定派遣の違いは、一般派遣は派遣元の派遣会社の正社員ではなく、特定派遣は派遣元の派遣会社の正社員である点です。

請負や業務委託は事業主との間で雇用契約はなく、事業主のアウトソーシングの一種としての位置づけになります。
雇用契約はないので、労働の対価として支払われる金銭は賃金ではなく報酬です。
請負や業務委託で働くのはフリーランスであり、フリーランスは労働者ではなく個人事業主になります。
よって、フリーランスは労働基準法の対象者にはなりません。

直接雇用と労働者派遣、請負や業務委託を比較すると、一概にどの雇用形態が優れているというわけではなく、どの雇用形態にも一長一短があります。
直接雇用は最も安定した雇用形態ですが、そう簡単に辞めることはできず、異動や転勤がある場合があります。
労働者派遣は内定が出やすく異動や転勤などはありませんが、雇用調整の対象になりやすく身分が安定しません。
請負や業務委託は労働者ではなく個人事業主ですので自分の裁量で働くことができますが、身分や収入を安定させるためには相当の努力が必要になります。

これからはフリーランス?

ここまでは雇用形態の違いを説明しましたが、次はフリーランスの特徴を見ていきましょう。
フリーランスという言葉を頻繁に耳にするようになったのはここ最近のように感じられますが、現在では日本の労働人口の約10%の人がフリーランスとして収入を得ているようです。

特に近年は、インターネット上でのサービスが著しく発展しており、インターネット上で案件を獲得したり、クライアントとのやり取りを行ったりできるため、フリーランスの人口が増えたと言えます。
フリーランスと言っても、正社員や契約社員や派遣社員として働きながら、副業的に行う人もいます。
また、その仕事だけでは収入が少なく、アルバイトをして生活を安定させる人もいるようです。
現在では雇用形態に関わらずリストラされたり低所得に陥ったりといったリスクがありますので、人気が高まっています。

次に、フリーランスと一般派遣及び特定派遣を比較してみると、少し似ている部分があります。
その違いとしては先ほども申し上げたように、雇用関係にあります。派遣には企業との雇用関係がありますが、フリーランスにはありません。
しかし働き方としては、フリーランスにも派遣同様出向する場合もあれば、在宅業務をすることもあります。
ただ、在宅では業務内容が限定されてしまうので、フリーランスと言えども、企業と契約し、毎日出社して業務を行っている人もいるようです。

フリーランスの大きなメリットはやはりこの自由なワークスタイルと言えるでしょう。
自分が求めるスキルややりがい、働く環境、それに見合った収入を得るかどうかは全て自分の努力にかかっています。
現在のネット環境の普及やワークバランスを考えると、これからこの仕事の需要はますます高まるのではないでしょうか。